人気絵本作家のぶみさんの「暴走族笑本作家になる」を読んでみました。

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しんかんくんシリーズや仮面ライダーシリーズなど、男の子の心をぎゅっとつかむ絵本ばかりではなく、「ママのスマホになりたい」や、「ママがおばけになっちゃった」などで、保護者の心までもえぐるような絵本を描く、著名な絵本作家であるのぶみさん。

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のぶみさんの大人向けの本を読んでみました。

暴走族、絵本作家になる

少々衝撃なタイトルの本書は、主にのぶみさんの高校時代から絵本作家として成功するまでを、ご本人の目線で語ったものです。
というか、のぶみさん暴走族だったんですね、初めて知りました。

本書の冒頭は暴走族時代の話から始まります。
文章は会話が多く、少々詩的です。
暴走族に入った理由は、詳細には書かれていませんが、小学校時代のいじめがその一員であったことが伺えます。
暴走族時代の映像の断片を切り取ったようなシーンが続きます。

その後、のぶみさんは保育士の専門学校に入ります。
(ここはやや唐突? と感じました。…)
そこで出会ったようちゃんという女性がのぶみさんの心の支えになります。
ようちゃんはすごい大きな優しさと、でも、何か芯に硬いものを持った、とても素晴らしい女性のようです。
のぶみさんは一生懸命たくさん本を書きますが、絵本はなかなか思うようには売れません。
あるとき、のぶみさんは、息子さんのかんたろうくんとようちゃんのために本を書きます。

しんかんくん、うちにくる。

70冊目の絵本だそうです。

身近な人を幸せにするために書いた本は増刷がかかり、やがて人気シリーズとなります。

本書の凄いところ

のぶみさんは、さくらももこさん、せなけいこさん、長新太さん、やなせたかしさん、五味太郎さん、はらゆたかさん、果てはディック・ブルーナさんなどもなどのそうそうたる絵本作家からアドバイスをもらいます。

彼らが、彼女らがのぶみさんにかける言葉が、すごいのです。
歴代の素晴らしい絵本作家たちに言葉を貰えるのものぶみさんの絵本に対する一生懸命さがもたらしたものなんだなと感じます。

絵本作家って年間にどのくらいの本を書くの?

中でも印象に残ったのは、かいけつゾロリシリーズで有名なはらゆたかさん、どのやりとりを引用させていただきます。

「いまのぶみくんは年間何冊書いてるの?」

「10冊くらいです。」

「じゃあ5冊くらいにしたら? (中略)

かけちゃうことがちょっと怪しいんだよな。本当はもっと作品に踏み込めばそんなに書けないかもしれないじゃない」

「暴走族、絵本作家になる」より

実はこれまで、絵本って文字が少ないので、もしかしたら良い思い付きさえあれば、サラリとかけてしまうのではないかなと想像していました。
でも、本書を読むと、「しんかんくん、うちにくる」は膨大な時間をかけて描かれた本だとわかります。
絵本は作家さんの思いの氷山の一角なのだと感じました。
絵本作家さんが深く深く考えた上で、改善され、抽出され、削ぎ落とされて残った絵や言葉が絵本で、絵本の上に直接は文字や絵として表現されていない部分もたくさんあるんだと感じました。

1つの絵や言葉に託された想いはその絵や言葉の見た目よりずっと大きくて、だから、良い絵本は深く心に残るんだなと思いました。
作者さんの思いのこもった丁寧な絵本をたくさん読みたいなと思いました。

まずはしんかんくんシリーズ、全部読んでみます!

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